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王小林:《日中比較神話学》

王小林:《日中比較神話学》

作者: 王 小林
出版社: 汲古書院
出版年: 2014-1-31
页数: 308
ISBN: 9784762950667



内容介绍:
本書の内容は、上代から近代までの日中文学の中から四つのテーマを選び、文献学と比較神話学の角度から考察したものである。それぞれ記紀神話、陶淵明、夏目漱石、魯迅を対象としているが、これらの論考には、統一した理論というものはない。強いて言えば、神話学の所謂「祖型の反復」という現象を四つの例に即して検証したものである。我々はある研究対象を、自分が立つ時点からさかのぼって観察することに慣れているが、一度古代から現在までの逆方向から見つめ直してみたら、まったく違う風景が、我々の目を刺激することを、四例を通して示したいと思う。これから読者の前に呈する「種明かし」の本書は、即ち遙か古代に形成した「祖型」という「種」が、それぞれの時代においてどのような「花」を咲かせているか、という観察ノートである。


目次:
第一章 桃と祭礼――記紀黄泉国伝承をめぐって
桃と古代日本の神話伝承/黄泉国伝承と中国神話/黄泉国伝承と古代儀礼/黄泉国伝承と古代中国の祭
祀儀礼/黄泉国伝承と追儺儀礼の関係/古代日本の追儺儀礼をめぐる誤解/追儺儀礼の受容と古代日本
の倫理意識
第二章 太公望と符命・冊命儀礼――倭国造の始祖伝承再論
倭国造の始祖伝承と太公望/「亀」、「亀甲」と符命/「打羽挙」の訓義/「打羽挙来人」と符命/倭国
造の始祖伝承に見る冊命の思想
第三章 桃源郷とアジール
事実と虚構のあいだ/桃源郷はアジールか/桃とアジール〔(1)「桃」の字義と特別領域――「兆」・
(2)「桃」と境界〕/禹と中国的アジールの性質/『桃花源記』の成立/『桃花源記』の以前と以降
第四章 漱石・魯迅・桃源郷
『草枕』と桃源郷/『草枕』と漱石の失楽園/『三四郎』の謎〔(1)「偉大なる暗闇」とは何か・(2)
「水蜜桃」、「桃の核子」と洞天福地・(3)「廣田」は仙人か・(4)「無器用」ということ・(5)「廣田」
という名前の意味〕/漱石のトポス/闇夜に夢見る桃源郷――魯迅の場合〔(1)闇夜と絶望・(2)「美
しい物語」と桃源郷・(3)陶淵明を否定する魯迅〕/桃源郷と救済
あとがき
索 引
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